知覚は投影
「知覚は投影」
自分の中の抑圧されたネガティブな感情が無意識に相手に投影されるという話を聞いたことがありませんか?
例えば、こんな経験ないでしょうか?
・あの人は、いつもズバズバと言いたいことを言って配慮も遠慮もない人だな。
自分は周りに気をつかっこんなにも慎重かつ丁寧に言葉を選んで話しているのに・・・正直、一緒にいるとイライラする!嫌な奴だ!
あなたのビリーフ(思い込み)=(言いたいことをはっきり言うのは良くないことだ)
あなたはビリーフ(思い込み)のせいで、本当は自分の意見や考えをしっかり持っているのに、それを人前ではっきりと表現することができずにいる状態です。
そして、それができる相手=言いたいことをはっきり言う人が目の前に現れたとき、許せなかったり、イライラしたりしてしまうといったことが起きます。
あなたは、自分はズバズバと言いたいことを言って配慮も遠慮もない人だと周りに思われたくないと考えているので、意識的にも、無意識的にもその行動を避け、無意識に抑え込んでしまいます。
これが抑圧です。
別の例を見てみましょう
・同じ会社のあの人は、すぐにわからないことを聞きにきては人任せにする。いつもそうだ!すぐに誰かに頼ったり、頼み事をしてくる。
図々しいし、わがままな人だ!私は誰にも頼らず、ひとりで頑張っているのに・・・・私は絶対に最後まで責任をもって仕事をやり通す人間だ。あんな無責任な人間は許せない!
あなたのビリーフ(思い込み)=(人に頼ったり、頼み事をするのは良くないことだ)
あなたはビリーフのせいで、心のどこかでは周りの人に助けてほしい、誰かに頼りたいと思っていても、それを表現できずにいる状態です。
そして、それができる相手=人に頼ったり、頼み事をする人が目の前に現れたとき、腹が立ったり、わがままな人だと思ってしまうのです。
そして、自分はわがままで図々しくて嫌な人と思われたくないので、意識的にも無意識的にもその行動を避け、無意識に抑え込みます。
もうお分かりですね。これが抑圧です。
そして、たいていの場合、自分のビリーフ=(思い込み)にすら私たちは気が付いていない状態です。
私たちが知覚するものは、私たちがフォーカス
しているものを投影しているにすぎない
「知覚は投影」とは 自分の心の状態やフォーカスしているものを無意識に人やモノに映し出してしまうこと。映し出されたものは、自分の中にある抑圧された思い。
すぐに活用できる実践心理学を学ぶことで、自分の中の抑圧されたネガティブな感情に 他の誰でもない、あなた自身が気づいて解放することの手助けになるでしょう。
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