ラポールとは

【ラポール】

ビジネスや恋愛、人生の豊かさを手に入れるには、質の良いコミュニケーションが必要不可欠です。

その鍵となるのが、ラポール形成です。ラポール形成ができていないと、どんなにあなたの提案が役に立つことでも、相手はあなたの話を聞いてくれません。また、どんなにあなたが魅力的な人でも、異性の恋愛対象に入ることも、より良い関係を築くこともできません。

ラポール形成ができると、初対面から始まる人間関係でもあなたは安心感や信頼感を獲得でき、円滑にコミュニケーションを進められます。

ラポール形成とはもともと心理療法から生まれたものですが、今やビジネスや政治、教育などの幅広い世界で常識になりつつあります。

FUKULABOでは、教室での対面、Zoomなどで、カウンセリングの祖と称される来談者中心療法から最新の実践コミュニケーションスキルのNLP(神経言語プログラミング)までを背景にラポール形成のための「3つの基本的スキル」と、さらに相手の無意識に影響を与える「上級スキル」をご紹介し来談者中心療法・カウンセリング実践的な手順と活用のヒントもお伝えしています。すぐにでもできる技術を見つけることで、あなたのビジネスや恋愛、その他の人間関係の向上に役立ててください。

 

そもそも・・・

【ラポールとは何か】

ラポールとはカウンセリングやセラピーといった心理療法の世界で、基本とされるクライアントと良好な関係性のことです。

必要な関係性ができていないと人の動きや物流などに支障がでるように、このラポール形成ができていないと、カウンセリンブやセラピー、またコーチングなどのどんなテクニックも機能しないと言われます。

このことは心理療法の世界だけでなく、セールスや交渉、プレゼンといったビジネスの世界はもちろん、家庭やプライベート、また先生や生徒の教育の分野でもラポールという言葉は使われるようになりました。

ラポールとは、相手との良好な関係性のことですが、安心感、好感、そして信頼性といったいろいろな意味合いをもつ言葉です。大切なことはあなたのコミュニケーションの目的を成し遂げるためにふさわしい関係であることを理解してください。

【ラポール形成のテクニックを活用する前に大切にしていただきたい考え方】

相手を尊重すること

相手には、相手の生きてきた経験の中で、見聞きし、体験して形成された世界観があります。その世界観を尊重することが大切です。「相手を意のままにコントロールする」「自分の影響力を示す」といったエゴエゴの立場では、真のラポールは築けません。つくれたとしても一過性のもので、次のコミュニケーションは成立しません。

まず、相手と信頼関係を作りたい、というあなたの誠実な気持ちが大切になります。
そのことを具体的な行動で示したのが、傾聴です。傾聴とはあなたが聞きたいことを聞くのではなく、相手が言いたいことを聴いていく姿勢です。

傾聴は、ただ単に話の聞き方ではなく、相手の世界を尊重し、共感し、大切な人だと思って接していく話の聴き方であり、人と向き合う基本的な姿勢そのものです。

類似性の法則を理解する

類似性の法則とは、簡単にお伝えすると、人は自分と似たものに安心感や好感をもつ、というものです。

たとえば初めて会った人との会話で、相手が同じ出身地の人だとわかった時に安心感や好感を覚えた経験がある方も多いと思います。想像するとみえてきますが、さらに出身の学校が同じとだとわかれば、その方への距離感がぐっと縮まりますね。

このように似た境遇や環境、また趣味、好きなスポーツやアーティスト、さらに容姿といったことが似ていると、それだけで安心感、好感、親和性が高まります。

防衛本能と言われる機能が、私たちにはすでにあるものですが、
これは動物や恐竜といった世界を想像するとわかりますが、似た者同士が群れを作ります。異質な容姿をした動物や恐竜は群れをつくりません。

これは私たち人間も生物として捉えると理解が深まりますが、似ているとつまり類似性があると、防衛本能のスイッチが解除され、近づきやすくなるという見解も考えられます。

この類似性の法則をもとにラポール形成が行われます。つまり相手に合わせていくことが重要になるということです。

そして、ペーシングとリーディングのフレームをもつことペーシングとは、類似性のところでお話したように相手との距離感を縮め、安心感や好感や親しみやすさを生むために相手に合わせていくことを意味します。
具体的には相手の言語、非言語に合わせていくことです。

そしてリーディングは、ラポール形成が生じた後、質問や提案などを含め、自分のコミュニケーションの目的に向けて会話をリードすることです。

卓越したセラピストやカウンセラーだけでなく、セールスや交渉などのビジネス、また教育といったさまざまな場面でのコミュニケーションの達人たちは、このペーシングすること、そしてリーディングすることをセットで考えています。

相手に合わせることは、自分のやり方や考え方を曲げたり、我慢することではありません。
下の図を参考にし、相手を尊重し、よりよい解決策や目的に向かってリードしていくためにペーシングがあるという観点をもってください。

 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)